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「人生は娯楽だ?」についての小生の考え

さてさて、俺が日本に名だたる長大企業の中間管理職だったころの話の続きです。


詳しい舞台設定については前回ご説明したとおり。


場所は、100人もの人間が右往左往する大部屋の一角。


時は2006年の年の瀬も押し詰まった12月第一週の木曜日。


まだ仕事納めには早すぎる、とはいえ年内に片づけなくて名ならない仕事が山積で残ってるのに、あと3週間でなんとかしなくちゃならない。


ましてや隣の中国部は、工場進出の歴史が浅く、さらに販売イベントも目白押し、年末にもかかわらず、中国部のまるまる1グループなぞは、総勢12名が(女子の一般社員も総動員で)上海に10日も出張るぐらいのまさしく沸点。


ルーティンワーク総責任者の室長も、額に血管浮き上がらせての大車輪。


そんな中、入社2年目の川村クンって男がいたんですが、イケメンなんだけど覇気がない。


ってか、派遣の若い女子社員からも何かにつけて「川村クンってば(怒)。もういい!わたしがやります!」などと、叱られる始末。


傍で見ていて『それはいくらなんでも気の毒じゃないか。そんな言い方しなくても・・・』とは思うものの、川村クンは俺の部下ではないし、でも隣り合わせの島にいるので、嫌でも川村クンの動向は毎日手に取るように俺の目に入ってくる。


川村クンにとっては、そんな絶望的な(たぶん)会社生活のある日、「オイ!川村!ちょっと来い!」と、室長の怒鳴り声。


覇気のない川村クン、ますます萎縮しちゃって、青白い顔して室長の席にフラフラと行く姿は風前の灯の如く。


何について叱られているのか、聞くともなしに聞こえてくる内容を聞いてたら、『なるほど、そりゃ叱られても仕方が無かろう』な内容。


でも、川村クンを叱責している室長は癇癪持ちだけれども、反面部下思いの優しい男。


叱りながらも、川村クンを指導しつつ、書類の間違っている部分を丁寧に説明しながら片っ端から訂正しています。


で、またたく間に川村クンの下手な企画書が筋の通った内容に仕上がり、室長が何やらボソボソとジョークを飛ばしたようで、周囲の女の子がゲラゲラ笑いだしています。


さきほどまで川村クンを叱る勢いに周囲もシュンとしていたので、女の子の笑い声を聞いて、俺もホッとしましたよ。


川村クンの室長が、どんなジョークを言ったのかは聞き逃したんですが、周囲の皆が笑い終わったあとに大声で「ええか、川村。たかが仕事や。怖がることあれへん。仕事は娯楽や。オモロがってやれ」と言い放ちました。


『なるほど、そうだよな。』傍で聞いてた俺が納得しちゃいましたよ。


幸い、川村クンも納得したようで、その後の彼は、相変わらず覇気のない雰囲気はに激的な変化はなかったものの、派遣社員に叱れることもなく、逆にちゃんと指示をしてテキパキ仕事をこなす男に変貌していきました。


ってことで、仕事を人生を同列に語るのが適当なのかどうか微妙ですが、人生を神様仏様からいただいた仕事だと考えた場合、「人生は娯楽だ」と捕えたら、ちょっとは前向きに自信を持って生きていけるのではないかなと思うわけです。



ということで、長くなりましたが、挨拶代わりに5話にわたって綴った小生の人生考をこれにて終了する次第。



タグ:会社の風景
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