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アメリカのお笑い [アメリカ]

アメリカのお笑い寄席に出てくる芸人はピンである。

つまり、コンビでもトリオでもなく、ひとりで立って喋り倒して笑いを取るスタイル。

お笑いスタイルがピンしかないというバラエティーの乏しさは、飯にハンバーガーしかないという食生活の乏しさとリンクしているふうである。

しかし、ピンのお笑い芸人が生き抜いていくのは過酷だ。

というのも、ロサンゼルスの「ラフ・ファクトリー」というところにお笑いを観に行ったとき、その夜の出し物は10人ぐらいのピン芸人。

デンバー、ニューヨークなど全米各地からその夜のためにロサンゼルスに来ているふうだったが、ひとりの芸人が客の前で演じている袖で、つぎの出番を控えた芸人が見ている。

袖と言っても、客席用トイレの脇だから、控えの芸人の表情が丸見え。

目の前で演じているライバル芸人がどんだけ面白いことを言っても、メチャ厳しい表情で下を向いてブツブツ呟いたりする。

おそらく出だしの掴みのセリフを確認しているのだろう。

わたしはむしろ、舞台で演じている芸人よりも、袖で待っている芸人の様子に気が行ってしまった。

それだけ異様な緊張感を漂わせている。たった一人で困難を背負わなければならないが、成功すれば逆に一人が総取りというアメリカのお笑いに、アメリカ社会のありようを見た感じがした。
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